「上部頸椎サブラクセイションって本当にあるのか?」──再びカイロプラクティックと向き合う決意
上部頸椎サブラクセイションを“見たい”と思った
カイロプラクティックでは、
椎骨のわずかなズレが神経の働きを妨げる現象を
「サブラクセイション」と呼びます。
私も長年、それを信じて施術を続けてきました。
けれど、ある時ふと思ったのです。
それって、本当に“見える”ものなのか?
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サブラクセイションって、目で見えるのか?
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数値で測れるものなのか?
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サーモグラフィや重心検査で、神経伝達の異常は本当にわかるのか?
もちろん、検査機器は大切です。
私もパターンの分析にはサーモグラフィや姿勢の変化を活用してきました。
でも、「神経伝達の妨害そのもの」を、
自分の目で確かに見たことがあるか?と問われると、
……答えに詰まってしまいます。
もしかして、「存在しない」のでは?
その疑問が心に芽生えた瞬間から、
カイロプラクティックに対する私の“信じてきた科学”は揺らぎ始めました。
「もしかして、サブラクセイションって幻想なんじゃないか?」
そんな思いが、少しずつ心の中に喪失感として広がっていきました。
そして私は、少しの間カイロプラクティックから距離を置くことになったのです。
それでも、もう一度向き合いたいと思った
でも最近、私はある決意をしました。
「サブラクセイションによる神経伝達妨害は、もともと目に見えないものだった」
そう思い切って受け入れてみたのです。
そのうえで、もう一度
上部頸椎と身体の機能との関係性を、
誰にでもわかる形で整理しなおしてみたいと思うようになりました。
見えないからこそ、伝え方を工夫する必要がある。
見えないけれど、確かに“あるかもしれない”体の変化に注目する。
今、私はまた少しずつカイロプラクティックに向き合い始めています。