【接骨院の先生が教える】腱鞘炎の正しいセルフケア
こんなお悩みでお困りではないでしょうか?
- ・子どもを抱っこするときに手首が痛い
- ・包丁を持つときに手首がいたい
- ・車の運転で手首が痛くなる
- ・勉強するときに手首が痛くて鉛筆が持てない
- ・楽器を演奏するときに手首が痛い
これは腱鞘炎と言われる症状です。腱鞘炎のほとんどが親指の背側の付け根で起こります。人差し指や中指の付け根でも起こる事もあります。
腱鞘炎は炎症と言われていますが
不思議なことに炎症の兆候である発赤や腫れは見られません。
なぜでしょうか?
それは急性の炎症ではないからです。
急性の炎症だと思って冷やしたり固定したりと
間違った対処法をしているとなかなか治りません。
今回は頑固な腱鞘炎に対する正しいセルフケアを学んでいきましょう。
目次
腱鞘炎の対処法その① 温める
腱鞘炎は炎症と言いながら、長時間同じ動作を繰り返した結果起こる腱鞘の浮腫と考えています。
むくみですね。
むくみは血流循環不全で起こります。
循環不全という事は冷えています。冬になったり、クーラーに当たったり、夏から秋に変わる季節の変わり目に腱鞘炎の症状が強くなることがありませんか?
そういう人は手首が使い過ぎで冷えているのです。
ですから正解は「温める」
お湯や温シップ等で血流を良くするようにしましょう。前腕や手のひらのマッサージも効果的です。
産後のホルモンバランスの乱れでも手首が痛むことがありますが、これもホルモンバランスの変化による血流障害です。ですから同様に温める事は非常に効果的です。
腱鞘炎の対処法その② 小指を強く握る
特に親指側の腱鞘炎は親指ばかり使う体の使い方の癖が原因で起こる事があります。
物をつかむ、支える、つまむ
この様な動作の時、小指をおろそかにしていると親指に負担がかかります。
また筋肉は対立する一方の筋肉が緊張すると、反対側が緩む。という性質があります。
これを利用して小指を強く握りこむ。だいたい10秒ぐらい。
それを3回くらい繰り返してください。
どうですか?少し痛みが和らいだ気がしませんか?
どの関節にも言える事ですが、どんなに細かい動作でも、体全体で連動して動いていると思ってください。
手首の場合は、指だけでなく、前腕、肘、上腕、肩、首、顎、そして腰や股関節まで全ての動きがスムーズで連動していると痛めにくくなります。
まとめ
腱鞘炎は手首や指の関節が上手く使えていない事と、繰り返す慢性的な負荷によって起こる血流障害である。
ですから日ごろから5本の指全部、そして全身の動きを良くして、手首が痛むときは温めたりして血流を良くするように心がけてください。
よく手首を固定する人もいますが、あまり強く締め付けて固定すると血流が悪くなり余計痛くなります。
ですから固定は適度にしておきましょう。
それでも良くならない場合は、手首の角度や使い方に問題がある場合が多いので、専門家に見てもらいましょう。
金沢市にお住まいであれば有松交差点角の松本接骨院へ!