【首専門接骨院の先生が教える】朝起きて首が痛いという人への首痛の対処法
朝起きて首が痛くて回らない。
今回はそんな人へ向けた首痛の解消法と予防法をお伝えできればと思います。
シップや薬以外で首痛を改善する方法です。
是非参考にしてみてください。
目次
なぜ朝なの?
なぜ首痛は朝に発症する事が多いのでしょうか。
それは「血流低下」「寝返り」「疲労」が関係しています。
人は睡眠中、体温が低下しています。さらに日中よりも動きが少ないので血液循環が悪い状態です。前血流低下は発痛物質を増加させます。
さらに寝返りをあまり打たない人は血流低下を助長させます。お行儀良く寝なくても大丈夫。首の為に寝返りをバンバン打ちましょう。
疲労も筋緊張と柔軟性の低下を引き起こし血流低下を招きます。さらに疲れているときは寝返りもあまり打たなくなります。
この3つの要素が重なる時が、すなわち起床時なのです。
どこから痛みが起きてるの?
起床時の首の痛みは2種類あります。
動かすとズキン!とする鋭い痛みは主に皮膚と筋膜にある痛覚神経から痛み神経が出ています。
場所ははっきりしないけどなんとなくここの辺がうずくように鈍く痛いというのは筋肉周囲にある筋膜または血管からの痛みです。
これを間違えると対処法も間違えてしまします。もちろん2種類同時に起こる場合もあります。
さあ、首の痛みを治そう!
自分の痛みの質が分かったら
それに応じた対処法を行います。
動かすと痛い、鋭い痛みの対処法
動かすと痛い、鋭い痛みの場合は皮膚と筋膜からの信号です。
前述したように起床時の首の痛みは血流低下によることが多いので
痛みの受容器が反応しないように皮膚と筋膜の血流を良くする目的で対処していきます。
ここでは一番多い、肩の付け根から首の横(肩甲挙筋と言います)の痛みに対しての対処法を紹介します。
痛い方の首と肩のあいだの部位に、反対側の手を回し、
背中の下から皮膚に手をぴったり当てます。
手をぴったり当てたままぐいーっと皮膚を優しくスライドさせて、ああ、なんだか気持ちいい~と思うところでストップ。そのまま2~3分保持してください。もし、それで余計痛みを感じる場合は、場所を変えるか(首側にするか、もう少し肩側にするか)してみてください。もしくはスライドさせる強さを優しくしてみてください。
皮膚をスライドさせることで皮膚と筋膜の間の循環が良くなってくるのです。
何回かやってるうちに、あれさっきより良くなったかもという感覚になってきます。
どこが痛いかはっきりしない鈍い痛みの対処法
どこが痛いか分からない鈍い痛みは、筋肉の周りを覆っている筋膜や血管からの信号です。
この場合は軽いマッサージやゆっくりしたヨガ、またはピラティスなどがおすすめです。
マッサージはソフトな感じが筋肉を傷めなくていいのでお勧めです。
ヨガのような体を動かす方法も非常に有効です。写真の様に、上半身をひねる動きが効果的な事が多いです。
日ごろから予防しよう!
朝起きて首が痛いなんてもう嫌だ!
そう思いませんか?
そう思われる方は、日ごろから予防しましょう。
以下は予防法としておすすめの方法です。
1.寝る前にストレッチ
寝る前に首や肩をストレッチする事で、皮膚、筋膜、筋肉の循環を良くしておきましょう。
2.寝返りのうちやすい寝具
寝返りが打ちやすいように、少々硬めのマットレスにしましょう。
3.お風呂にゆっくりつかる
シャワーだけで済ませてしますと皮膚、筋膜、筋肉の循環が悪くなります。ゆっくりお風呂に肩までつかりましょう
4.日ごろから首や肩をこまめに動かす。
同じ姿勢が続くと筋膜や筋肉の血流が悪くなります。こまめに動かしましょう。
5. 筋トレ
筋トレすると、皮膚や筋膜、筋肉の動きや循環が良くなります。軽い負荷で結構ですので、肩の筋トレをしましょう。
もし、どうしても起床時の首痛が自分で治せそうになかったら
金沢市の方は当院へお越しください。
松本接骨院・はり灸院・上部頸椎カイロプラクティック
金沢市弥生2-7-17
https://matsumoto-atlas.com/access/